過去の連対馬に
オルフェーヴル(2011年2着)や
ジェンティルドンナ(12年1着)、
ミッキーアイル(14年1着)、
ジュエラー(16年2着)、
アーモンドアイ(18年1着)が名を連ねる
シンザン記念。今後を占う意味でも注目の1戦となる。
過去10年で1〜3番人気は6勝2着3回3着3回と一見すると平穏そうだが、キャリアの浅い馬同士の1戦だけに7番人気以下も3勝2着6回3着4回と絡んできているのが特徴的だ。
昨年の
アーモンドアイ同様に、関東から参戦する
ロードカナロア産駒の◎
アントリューズに期待する。2012年の新馬、万両賞を連勝した
アドマイヤオウジャの半弟で、
母シーズオールエルティッシュは、ボニーミスS(米G2)優勝馬。半姉には16年の白梅賞を勝った
エルビッシュもいる血統だ。初戦は良いところなく敗れたが続く未勝利戦、
ベゴニア賞は
ロードカナロア産駒らしい操作性の高さと瞬発力を披露してみせた。デビュー戦以来の右回り実戦となるが、不安はないと判断する。
○
パッシングスルーの前走・新馬戦はスローペースに落とした逃げ馬が推定11秒7〜11秒1〜11秒3で逃げ込みを図ろうという中で、後方から外をまわって差しきった。
ルーラーシップ×
クロフネは昨年の
桜花賞3着、
オークス2着
リリーノーブルや昨年の新馬、
水仙賞を連勝した
ロサグラウカと同じ。本質的には距離延びてからの馬だろうが、前走の脚が使えれば侮れない。
▲
ドナウデルタの前走・
デイリー杯2歳Sは最後の直線で思うような進路をとれずに苦しい競馬を強いられたが、それでも、切り替えられたインから伸びようとしたように名血らしさを見せた。
母ドナウブルーは2011年の
シンザン記念で1番人気。この時は人気を裏切ってしまったが、翌12年は全妹
ジェンティルドンナがこのレースを足がかりに牝馬三冠を制している。母の雪辱を果たせるかも注目だ。
未勝利戦を勝ったときの内容が良い△
ミッキーブリランテ、
デイリー杯2歳S3着△
ハッピーアワー、△もみじSを勝っている
ニホンピロヘンソンまで。