2009年の
天皇賞・秋(GI・芝2000m)、
マイルCS(GI・芝1600m)をはじめ、9つの重賞を制した
カンパニーが先月29日、種牡馬生活を送っていた熊本県で、腎不全のため死亡していたことがわかった。17歳だった。
カンパニーは
父ミラクルアドマイヤ、
母ブリリアントベリー、
その父ノーザンテースト。半弟に2012年の
毎日杯(GIII)を制した
ヒストリカルがいる血統。3歳の2004年に
音無秀孝厩舎からデビューし、5年連続で重賞制覇を果たすなど長きにわたって活躍を続けた。通算成績は35戦12勝。8歳で史上最高齢の平地GI制覇を達成した2009年には
JRA賞の特別賞を受賞した。
父としては昨年の
目黒記念(GII・芝2500m)で産駒の初重賞制覇を成し遂げた
ウインテンダネス(牡6、栗東・
杉山晴紀厩舎)や、昨年の
京成杯(GIII・芝2000m)で3着となった
イェッツト(牡4、美浦・
金成貴史厩舎)などがいる。なお
ウインテンダネスは今週の
日経新春杯(GII・芝2400m)に出走。勝利すれば亡き父にとって
JRA重賞・2勝目となる。