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渡辺師が受け継ぐ「古き良き時代」

デイリースポーツ
  • 2019年01月11日(金) 06時00分
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 「ホッとした」。先週、ヴァルディゼールシンザン記念を制した渡辺薫彦調教師(43)=栗東=が笑みを浮かべる。「焦りはなかったけど、勝ちたい思いはありましたね。これまでも惜しいレースがあったから」。17年ニュージーランドTメイソンジュニア、同年シリウスSのドラゴンバローズで2着など、あと一歩及ばなかった。厩舎開業から2年10カ月。18戦目の重賞挑戦で初めて手にしたタイトルは格別だった。

 騎手時代はナリタトップロードとのコンビでファンを沸かせるなど、JRA通算339勝を挙げた。「ジョッキーの時はそれほど思わなかったけど、馬は産まれてから牧場で3年近くを過ごしますから。今は違った重みと喜びを感じています」と競走馬を預かる立場に変わり感慨深けだ。

 自ら調教をつける毎日を送っている。「馬の上が一番リラックスできる。ホースセラピーですね。(師匠の)沖先生も乗っているし、岩元先生(昨年2月末に引退)からも“馬には乗った方がいい”と言われて。古き良き時代の…っていうのも受け継いでいきたいんです」。年明け早々、幸先いいスタートを切ったが、重賞初制覇は通過点。次のステージへと歩を進める。(デイリースポーツ・井上達也)

提供:デイリースポーツ

みんなのコメント 22件

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  • うま好き爺さん

    以前テレビに出演した渡辺薫彦調教師はナリタトップロードに対して、
    「僕が乗っていなければ、G1をもう幾つか勝てたかもしれない、そう思うと今でも申し訳なかったと思っている」と、
    (涙ぐむように)率直に話されていましたが、師の人間性が現れていて、見ているこちらも目頭が熱くなりました。

    一ファンとしても、ダービーは悔しく、菊花賞は感動し、師に戻ってきた最後の有馬記念は、結果に関わらず感無量でした。残念ながら早逝してしまったトップロードの分も含めて、調教師として大成して欲しいと思います。

  • RTGさん

    爽やかですね、もしかすると調教師こそが天職かもしれませんし、雰囲気も成績も良い素晴らしい厩舎を作り上げてください、応援しています。

  • 大 タト 一 閃さん

    トップロード好きやったわ
    めちゃくちゃ応援してた
    菊勝った時は自然に泣けたわ
    大切なのはやっぱり人と人、人と馬との信頼関係ですよ。

  • レースアナもどきさん

    頑張って実績を積み重ねて、若手日本人騎手を粘り強く乗せ続けられる説得力を持つようになってほしい。沖先生が渡辺薫彦騎手にチャンスを与えたように。

  • もんたろーさん

    トップロードの血を継ぐ、ベッラレイアとオルフェの子が渡辺厩舎だったら最高なんだけどな。

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