3日に東京競馬場で行われる
東京新聞杯(4歳上・GIII・芝1600m)について馬番別に検証していく。
馬番別では、最多となる4回の馬券絡みが6番、3回の馬券絡みが1番、2番、3番、5番、7番。過去10年で一度も馬券に絡んでいないのは、9番と16番(ただし16番の出走は7回)。満遍なく一度は馬券に絡んでいるとはいえ、上記の通り、3回以上の馬券絡みは7番よりも内に偏っている。
フルゲート16頭を二つに割った1〜8番と9〜16番の比較は以下の通りになる。
1〜8番 9-7-6-57 複勝率27.8% 複勝回収率82%
9〜16番 1-3-4-63 複勝率11.3% 複勝回収率63%
実に30頭中22頭までを8番までの馬が占めていて、9番より外は明らかに好走率が下がっている。
東京新聞杯は過去10年、1番人気が勝っていないのだが、10頭中7頭が9番より外を引いていた。そしてその7頭で馬券に絡んだのは15年3着の
フルーキーだけ。昨年は大外16番の
グレーターロンドンが9着に敗れている。
過去10年の前半3ハロンの平均は35秒36。特に近4年で3回、前半3ハロンが36秒よりも遅いスローペースになっていて、16年は
スマートレイアーが、17年は
ブラックスピネルが逃げ切り勝ちを収めている。ペースが遅くなりやすい分、物理的に外を回した馬が間に合わないケースが多いのだろう。
今年の登録馬に、前走でハナを切った馬はゼロ。徹底先行タイプが見当たらないだけに、展開面での不確定要素の大きなレースになりそうだ。