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フェブラリーS・G1」(17日、東京)
フェブラリーSでJRAの女性騎手として初めてG1に騎乗する藤田菜七子騎手(21)=美浦・根本=が8日、コンビを組む重賞連勝中の
コパノキッキング(セン4歳、栗東・村山)に初騎乗した。報道陣約40人、テレビカメラ3台が集まるなど、金曜の朝としては異例な注目度のなか、栗東Bコースを1周。軽めのキャンターで感触を確かめた。
菜七子は「すごくいい馬です。乗った感触としても、反撞(はんどう)もなく、すごく乗りやすかったです」と声を弾ませる。“反撞”とは、馬の運動時に鞍から騎手に伝わる上下動のことで、それもなく、背中の感触は抜群。「レースを見ていても、いろんな競馬ができますし、本当に素晴らしい馬。しっかりと結果が残せるように精いっぱい頑張りたいです」と意気込んだ。
村山師も「うまいなと思いました。比較的スムーズに乗れていましたね」と合格点。「(追い切りで)ジョッキーが乗るとオーバーワークになるので」と菜七子はレース本番まで騎乗しない予定だが「乗ったことはプラスに働くと思います」と期待した。
提供:デイリースポーツ