17日に東京競馬場で行われるフェブラリーS(4歳上・GI・ダ1600m)について馬番別に検証していく。
馬番別では、最多となる4回の馬券絡みが10番、14番、3回の馬券絡みが3番、4番、6番。過去10年で一度も馬券に絡んでいないのは、1番と8番。
枠番で内と外に分けた成績は以下の通り。
1~4枠 4-4–5-67 複勝率16.3% 複勝回収率44%
5~8枠 6-6-5-62 複勝率21.5% 複勝回収率93%
「内枠からは馬券に絡めない」というほどではないが、数字の比較上は、明らかに外枠に分がある。特に回収率では倍以上の開きとなっている。これは、要するに内枠からは人気馬しか好走出来ていないということ。
実際に1~4枠から勝った4頭は全て3番人気以内だった。内枠から1番人気に支持された馬は09年
カネヒキリ(3着)、10年
エスポワールシチー(1着)、15年
コパノリッキー(1着)、16年
ノンコノユメ(2着)と、ズラリと砂の名馬が名を連ねている。勝ち切った2頭はともに2番手から抜け出しており、前に行って押し切れるだけの力量があれば内枠も克服可能だ。
一方で5~8枠は6番人気以下で3勝している。14年16番人気1着の
コパノリッキーが回収率を押し上げているのは確かだが、09年には
サクセスブロッケンが6番人気で、12年には
テスタマッタが7番人気で優勝している。
コパノリッキーは7枠13番、
サクセスブロッケンは8枠15番、
テスタマッタは8枠16番。外枠を引いた人気薄に頭の妙味がありそうだ。