「京都牝馬S・G3」(16日、京都)
3連単153万円の大波乱を9番人気の
デアレガーロが演出した。道中は馬群の中団で脚をため、直線に入るとエンジンを点火。徐々に加速すると、2番手から抜け出した
アマルフィコーストをかわし外から迫る
リナーテを振り切って念願の重賞初制覇を飾った。
検量室で大竹師とハイタッチを交わした池添は「少し掛かる馬ですが、折り合いがついて、追走できた。去年は惜しいところで2着だったので、借りを返せた。初めて重賞を獲れて良かった」と喜びを爆発させた。
3カ月の休み明けで馬体重はプラス32キロ。師が「前走、前々走とマイナス体重だったので、そんなに重いという印象ではなかったけど、重いから折り合ったんじゃないかな」とおどけ、鞍上も「絞ってこのぐらいと言っていたので、それを信じた」と心配はしていなかった。
「賞金も稼げたし、レース選択ができるので良かった」と指揮官は楽しみが広がった。馬名の由来はイ
タリア語で女神の贈り物。
ブラストワンピースで昨年の
有馬記念を制したコンビに、1年越しの“サプ
ライズプレゼント”をもたらし、さらなる歩みを進める。
提供:デイリースポーツ