2012年に中京競馬場が改修されて直線に坂が設置されたが、その改修以降7年間の
阪急杯勝ち馬のうち3頭が
高松宮記念でも連対を果たした。距離は違うものの、
高松宮記念に向けた重要な
ステップレースである。
1.ス
プリント路線からの距離延長がハマる
昨年に7番人気で勝った
ダイアナヘイローは、それまで1200mを中心に使われていて、1400m以上の勝ち鞍は新馬戦だけだった。2017年4番人気2着の
ヒルノデイバローも1200mからの距離延長だったし、2015年9番人気3着の
ローブティサージュも前年夏からス
プリント路線に専念していた。
2.内回りコースで馬力が必要
直線が短い内回りコースを使用するため、
パワーと馬力に秀でたタイプが有利になる。このレースで連対した
ディープインパクト産駒は
ミッキーアイル一頭だけ。
ダイワメジャー産駒が2勝、
キングカメハメハ産駒が2勝と、機動力があって早めにスピードに乗れるタイプの好走が目立つ。
3.ベテランが存在感を示す
過去10年で4歳馬の勝利は1頭だけ。昨年は1番人気の4歳馬
モズアスコットが2着に敗れて、2017年1番人気の4歳馬
シュウジも8着。また、過去10年の勝ち馬のうち8頭には以前に重賞で連対した実績があった。
レッツゴードンキは6歳の昨年も
高松宮記念2着で、
スプリンターズSでも最速上がりをマークして5着に食い込んだ。現役屈指のス
プリンターであり、
京都牝馬S勝ちがあるように1400mも問題ない。ダートもこなせる
パワーの持ち主で、馬力を要する阪神内回りも合っているだろう。