大外からコルコバード GSg2UBU
ナリタトップロードほど思い入れの深い馬は今でもいないかな俺。
菊花賞は心底泣けた。ファンはああ言うレースが見たいんです。
沖調教師ご夫妻には、子供さんがいらっしゃらないので、渡辺薫彦騎手(現調教師)をご自分の息子のように可愛がっていらしたそう。あのナリタトップロードで挑んだダービーで2着に敗れ、引き揚げて渡辺騎手に沖師が「力を出しきった。よく乗ってきたぞ」と労い弟子が号泣するシーンは今も多くの競馬ファンの語り草になっている。2度目の有馬記念では的場騎手に乗り替わるが、あれには逸話があり、ステイヤーズSで断然の1番人気で4着に敗れ、引き揚げて来る渡辺騎手に中山競馬場のファンから強烈なヤジや罵声が浴びせられ、とてもあの精神状態で有馬記念は騎乗させられないという沖調教師の弟子への配慮だったそうである。長い間の調教師生活お疲れ様でした。