「弥生賞・G2」(3月3日、中山)
試金石の一戦だ。目下3戦2勝の
サトノラディウスが、優先出走権獲得を目指してスタンバイ。「順調ですよ。まだまだ心身ともに緩いところのある馬だけど、段々と出来つつある」と国枝師は手応えをつかんでいる。
昨年11月のデビュー戦は、前半1000メートル通過が1分8秒1という超に“ド”がつくスローペース。これを2番手から上がり3F33秒4の末脚を繰り出し、難なくモノにしてみせた。続く
葉牡丹賞は一転してレコード決着となったが、勝ち馬に0秒3差の3着と健闘。そして、
武豊を配して臨んだ梅花賞で2勝目をマーク。「前走は5頭立てで恵まれたところもあったかもしれないし、直線でもフワフワしながら走っていた。それでも、もう少し時間がかかるかなと思っていたのが、競馬を使いながら仕事が分かってきている」と指揮官は想像以上の上昇ぶりを評価する。
引き続きコンビを組む
武豊の存在も心強い。96年
ダンスインザダークを皮切りに弥生賞で7勝を挙げており、レース相性の良さは抜群だ。初の重賞の舞台で、一気に素質を開花させるか。
提供:デイリースポーツ