9日に中山競馬場で行われる
中山牝馬S(4歳上・牝・GIII・芝1800m)の舞台となる中山芝1800m。このコースについて解説していく。
なお、中山競馬場の芝コースは内回りと外回りがあるが、芝1800mは内回りを使用する。
スタンド前直線の半ばからのスタート。つまりスタートと同時に上り坂となる。初角となる1コーナーまでの距離は205m(Aコース使用時)と短く、上りスタートとも相まって、先行争いは激しくなりにくい。
1〜2コーナー中間で最頂部を迎え、そこから向正面半ばにかけて4mほど下る。その後、4コーナーまではほぼ平坦。最後の直線は310mで、残り180mから残り70mの地点に高低差2.2mの急坂が待ち構えている。
中山芝コースの高低差は5.3mと
JRA10場の中で最大であり、直線の急坂を2度超えるというタフなコース設定となっている。
ただし、前述の通り、先行争いは激しくなりにくく、また、内回りコースは使用頻度が少なく芝が良好な状態で保たれやすいため、逃げ・先行馬の活躍が目立っている。
2回中山はAコースの5日目。今開催は馬場情報に「3コーナーから4コーナーの内側には傷みが見られる」という記載がありながらも時計の速い状態で推移してきたが、日曜の開催が雨にあたったことで
弥生賞は時計を要しての外差し決着になった。そろそろ馬場レベルの低下も頭に入れて臨む必要がありそうだ。