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【中山牝馬S】タフなコース設定、馬場レベルの低下も視野に/コース解説

  • 2019年03月09日(土) 07時00分
 9日に中山競馬場で行われる中山牝馬S(4歳上・牝・GIII・芝1800m)の舞台となる中山芝1800m。このコースについて解説していく。

 なお、中山競馬場の芝コースは内回りと外回りがあるが、芝1800mは内回りを使用する。

 スタンド前直線の半ばからのスタート。つまりスタートと同時に上り坂となる。初角となる1コーナーまでの距離は205m(Aコース使用時)と短く、上りスタートとも相まって、先行争いは激しくなりにくい。

 1〜2コーナー中間で最頂部を迎え、そこから向正面半ばにかけて4mほど下る。その後、4コーナーまではほぼ平坦。最後の直線は310mで、残り180mから残り70mの地点に高低差2.2mの急坂が待ち構えている。

 中山芝コースの高低差は5.3mとJRA10場の中で最大であり、直線の急坂を2度超えるというタフなコース設定となっている。

 ただし、前述の通り、先行争いは激しくなりにくく、また、内回りコースは使用頻度が少なく芝が良好な状態で保たれやすいため、逃げ・先行馬の活躍が目立っている。

 2回中山はAコースの5日目。今開催は馬場情報に「3コーナーから4コーナーの内側には傷みが見られる」という記載がありながらも時計の速い状態で推移してきたが、日曜の開催が雨にあたったことで弥生賞は時計を要しての外差し決着になった。そろそろ馬場レベルの低下も頭に入れて臨む必要がありそうだ。

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