24日に中京競馬場で行われる
高松宮記念(4歳上・GI・芝1200m)。2014年の
スプリンターズS優勝馬であり、ダートの舞台でも活躍した名短距離馬・
スノードラゴンが藤田菜七子騎手鞍上で参戦。これがラストランとなる可能性もある。そこで今回はこの芦毛の古豪の、遡ること2010年から始まった現役生活を写真とともに振り返ることにする。今回が第3回目。
■徐々に末脚を活かす
スタイルに
3歳春までに2勝を挙げた
スノードラゴン。その後、
昇竜S(OP)での3着はあったが、3歳秋からは自己条件の突破を目指すレースが続いた。この写真はオープン入りを果たした5歳時の
銀蹄S勝利時のもの。前回までに紹介した写真から一気に2年以上飛んでしまうが、それでもまだ2013年の2月。これまで全60戦のキャリアの1/3をようやく通り過ぎたところだ。
写真の
銀蹄Sを制し、
スノードラゴンは通算5勝目。このレースや2走前に勝利した1000万下戦はともに中団後方からの差し切り勝ちだった。徐々に末脚を活かすレース
スタイルが板についてきており、特に内ラチ沿いから白い馬体が突き抜けた1000万下での伸び脚は鮮やかだった。