30日に中山競馬場で行われる
ダービー卿CT(4歳上・GIII・芝1600m)について馬番別に検証していく。なお、阪神競馬場で開催された2011年は除く。
馬番別では、最多となる4回の馬券絡みが5番、9番、10番。3回で3番、8番と続く。過去10年、いずれも16頭立てのフルゲートで行われていたことを踏まえると、ちょうど真ん中あたりの馬番に好走馬が集中しているようだ。
一方、一度も馬券に絡めていないのが1番と11番。ただし、馬番1番で3番人気以内に推されていた馬は16年
キャンベルジュニア(1番人気8着)しかおらず、馬番11番も13年
オセアニアボス(14番人気4着)が二桁人気ながら3着とタイム差なしで走れていたのであれば、一概に馬番による不利を被っていたとは言いづらい。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 1-0-0-19 複勝率5.0% 複勝回収率16%
2枠 2-1-2-15 複勝率25.0% 複勝回収率90%
3枠 0-3-2-15 複勝率25.0% 複勝回収率78%
4枠 2-1-1-16 複勝率20.0% 複勝回収率52%
5枠 3-2-3-12 複勝率40.0% 複勝回収率130%
6枠 0-1-0-19 複勝率5.0% 複勝回収率16%
7枠 1-1-1-17 複勝率15.0% 複勝回収率113%
8枠 1-1-1-16 複勝率15.8% 複勝回収率81%
内・外ともに極端な枠は安定感を欠いているので、2~5枠が馬券の軸向きと言えそうだ。特に5枠は好走率・回収率ともにトップの成績を収めており、昨年の勝ち馬
ヒーズインラブも5枠9番から勝利を掴んでいた。
また、6~8枠に注目すると、連対した5頭はいずれも「前走初コーナー通過4番手以内」で立ち回っていた。外枠の馬を評価するのであれば先行力にも意識を向けたい。