「
ドバイシーマクラシック・UAE・G1」(30日、メイダン)
妹に負けじと兄も頑張った。
ヴィブロスの兄
シュヴァルグランが直線で猛追して2着。17年
ジャパンC覇者の実力を示し、参戦した日本馬3頭の中で最先着を果たした。
道中はインの5番手で折り合いに専念。一団の馬群から勝負どころで外へ持ち出すと、力強く加速して末脚を爆発させる。しかし、先に抜け出したオールドペルシアンは止まらない。06年Vの
父ハーツクライに続く親子制覇には1馬身半及ばなかった。
7歳にして初の海外遠征。友道師は「ぶっつけ本番だったので、調教本数はやってきました。太め感もなく、力を出してくれたと思います」と納得顔も当然だろう。メイダン競馬場での初騎乗だったボウマンも「レース序盤の速いペースから中盤でスローになったので、位置は悪くなかった。勝ち馬は強かったが、本当によく頑張った」とパートナーをねぎらった。
引退する妹のバトンを受け取り、次なるステージへ-。ますます古豪の存在感は増していく。
提供:デイリースポーツ