前走
日経賞で重賞2勝目を挙げた
メイショウテッコン(栗東・
高橋義忠厩舎)。次走は
天皇賞・春(4月28日・京都芝3200m)を予定しており、今朝11日はレースに向けた2週前追い切りを行っている。
2回目のハローが終了した直後のCWコースで単走。木曜日後半の時間帯ということで、追い切り頭数も少なかった。かなり
リラックスした状態で1コーナーから2コーナーへと向いていき、1F17秒くらいのラップで向正面へと入っていく。そこでもしばらくは同じ速度のラップで進めて、3、4コーナーで少しラップが速くなったくらい。
最後の直線に向いて、ようやくスピードが上がったが、ラスト1F標識手前で軽く気合をつけられると、鋭く伸びてゴール。ゴール手前では鞍上の手も動かなかったので、ゴールを過ぎると自然と減速できていた。
時計は6F92.3〜5F75.1〜4F58.0〜3F41.5〜1F11.5秒。全体時計が遅いので、終いこれだけの数字で弾けたのは当然なのだが、4歳になってからの素晴らしさはこの緩急。前半これだけ遅く走ることができなかったし、一瞬にしてこれだけ加速し、また減速するということは簡単ではなかった。
長距離仕様になった現状に、初めて手綱を握る
福永祐一騎手が跨って、どんな動きを見せてくれるのか。来週以降にジョッキーが跨った時の動きが楽しみで仕方ない。
(取材・文:井内利彰)