前走
きさらぎ賞で初重賞制覇の
ダノンチェイサー(栗東・
池江泰寿厩舎)。前走後は放牧を挟み、4月9日にノーザンFしがらきから栗東へ帰厩。今朝24日は次走予定の
NHKマイルC(5月5日・東京芝1600m)に向けた1週前追い切りを行っている。
朝一番のCWコースで
川田将雅騎手が跨っての3頭併せ。
アイスバブル、
サンラモンバレーを最後方から追走する内容。この厩舎にしては珍しく前との差が大きくあったが、躍動感たっぷりのフットワークで不安を感じさせない。
むしろ、3コーナーでは楽々と前を射程圏に入れて、いつでも楽に追いつける雰囲気。実際、最後の直線で内に進路を選ぶと、きっちり前を捕まえてきた。
サッと抜け出して最先着。時計は6F83.0〜5F68.4〜4F53.9〜3F39.7〜1F12.0秒と平凡だが、動き自体がとにかく魅力的。追い切り前の様子を見ても活気十分だし、前走から距離が短縮するのも間違いなくプラス。あとは最終追い切りがどんな動きになるのか楽しみに待ちたい。
(取材・文:井内利彰)