栗東から駆け付けた
武豊騎手(50)=栗東・フリー=が8日、
ヴィクトリアマイル(12日、東京)で初コンビを組む
ソウルスターリングの最終追い切りにまたがった。美浦芝を単走、馬なりで4F49秒2-34秒0-11秒7。
ファーストコンタクトとは思えないほど、軽快なフットワークで駆け抜けるパートナーとの息はピッタリだった。「当たり前だけど、さすがにいい馬ですね。柔らかさと力強さを兼ね備えているのは、なかなかいない。きょう乗ってレースがさらに楽しみになりました」と好感触を伝えた。
藤沢和厩舎の追い切りに乗るのは、04年
秋華賞前の
ダンスインザムード以来。当時も芝コースに入ったが、まだ外側にポリトラックができる前だった。「あれ?美浦の芝ってこんなに狭かったっけ、と思いましたよ。コースの半分しかないから」と笑わせ、「藤沢先生から“乗りに来てくれ”と言われたし、これを本番でも生かさないと。結果で応えたいですね」とキッパリ。JRA現役最多を誇る4000勝ジョッキーと、同最多1400勝トレーナーの黄金コンビ。激戦必至の一戦を鮮やかに仕留めてみせる。(デイリースポーツ・北島稔大)
提供:デイリースポーツ