22日、
大井競馬場で行われた第64回
大井記念(4歳上・ダ2000m・1着賞金3200万円)は、中団からポジションを上げていった
繁田健一騎手騎乗の4番人気
モジアナフレイバー(牡4、大井・
福永敏厩舎)が、直線で外から突き抜け、2着の2番人気
センチュリオン(牡7、浦和・
小久保智厩舎)に3.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分5秒0(重)。
【
繁田健一騎手のコメント】
「(昨年の
東京大賞典以来の休み明けだったが)正直馬が大人しいかなと思ったんですけど、それが逆に良かったのかも知れません。競馬に行ってすごい手応えで回ったので、やはりそれで良かったんだと思いました。
羽田盃とダービーでちょっと失敗しましたので、こういう直線で最後きちっと捕えるというイメージで乗って、上手くいきました。
厩務員さんがずっと一生懸命やっていまして、本当に大変な馬なんです。ゲートにしても、攻め馬にしてもすべてやってくれているので、これから(さらなる活躍を)期待しています」
【
福永敏師のコメント】
「休み明けで本調子にはもうちょっとかなと思っていたので、今回年長の強い馬たちと同斤でどうかなと思っていたんですが、勝てて嬉しいけどビックリしました。
今日はどういう競馬になるかわからなかったんですけど、五分のスタートが切れてポジションも選べました。
東京大賞典で初めて良いスタートが切れたんですが、それが進歩だったかなと思います。
今年の使い出しをブリリアントCと思っていたんですが、3月に戻ってきてからの調子が今ひとつで、ここまで伸びました。ここにはようやく間に合った感じではありました。
(
帝王賞の優先出走権については)わかりません。正直急仕上げだったので、走ったあとの反動など心配なので、じっくり見て決めたいと思います。
昨年は
東京ダービーを目標に、オーナーのご理解もあって大事に使ってきました。ゆくゆくは
JRAとの交流競走に挑戦していきたいですが、まずはゆっくり馬の成長や状態に合わせて進んでいきたいと思います」
(取材:高橋正和、編集:netkeiba)