前走
大阪杯では初めて二桁着順の惨敗となった
ペルシアンナイト(栗東・
池江泰寿厩舎)。前走後は放牧へ出されており、5月9日に吉澤ステーブルWESTから栗東へ帰厩。
安田記念(6月2日・東京芝1600m)に向けて調整されているが、今朝23日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。
朝一番のCWコースで
キスラー、
ペルクナスを追いかける内容。向正面、6F標識の地点で3馬身ほど後ろに構えていたが、3コーナー手前あたりで少しラップが速くなってしまい、そこから抑えてラップを遅くするという動きがあったので、ラップはちぐはぐになる。
4コーナーから最後の直線へ向くと、前の2頭が仕掛ける。それに遅れまいと伸びていくが、抜け出して
ペルクナスに追いつくまでは少し時間を要した。追いついてからはきっちり交わして、最後は最先着となった。
時計は6F81.9〜5F67.5〜4F53.7〜3F39.1〜1F11.8秒。数字的には優秀だが、見た目としては少しリズムが悪かった印象が残る。この動きが最終追い切りに向かって、どう変化していくのか、注目してみたい。
(取材・文:井内利彰)