東京11Rの第69回
安田記念(GI、3歳以上、芝1600m)は4番人気
インディチャンプ(
福永祐一騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分30秒9(良)。クビ差2着に3番人気
アエロリット、さらにハナ差で3着に1番人気
アーモンドアイが入った。
インディチャンプは栗東・
音無秀孝厩舎の4歳牡馬で、
父ステイゴールド、
母ウィルパワー(母の
父キングカメハメハ)。通算成績は10戦6勝。
〜レース後のコメント〜
1着
インディチャンプ(福永騎手)
「相手は強力でしたが、馬の状態も良かったですし、自分がきちんと騎乗すればいい勝負になると思っていました。期待以上に馬がよく応えてくれて、凄いことを成し遂げてくれたと思います。返し馬から感触は良かったですし、いい枠も当たったので、スタートだけはミスしないよう、細心の注意を払っていきました。
アエロリットが逃げると思っていましたし、スタート次第ではその後ろくらいでもかまわないと考えていました。
直線は不思議なくらい冷静で、先頭に立つと遊ぶ面があるので、いい目標も前にいましたから、あまり早く抜け出さないように、と思っていました。今日は馬体重は前走と同じでしたが、中身が伴って非常にいいコンディションでした。日本で一番強い馬を負かすのは偶然では出来ない走りですし、GIウイナーに相応しい走りをしてくれました。これからもたくさんの方に応援していただければと思います」
(
音無秀孝調教師)
「前走を使っての±0kg、数字を見た時は"あれ?"と思いましたが、パドックでの姿を見ても明らかでしたが、良くなっての±0kg、状態には自信を持っていました。福永騎手から、事前にこう乗りたいと聞いていて、その通りに乗れていましたし、これは直線弾けるかなと思って見ていました。ゴールの瞬間、
アエロリットが粘っていたのでどうかと思いましたが、勝利を確信した時は本当に嬉しかったです。
大騒ぎしたいくらいでしたが、そこはグッと抑えました(笑)。この短期間でも馬はグッと良くなっていましたから、この後は休ませて、また秋には良くなっていると思います。今後も、前哨戦は別ですが、マイルの距離にこだわっていきたいと思います。(区切りのGI・10勝目)狙っていたわけではありませんが、達成出来たことを嬉しく思います」
2着
アエロリット(戸崎騎手)
「1年ぶりに乗りましたが、馬の雰囲気が良く、落ち着いていました。ペースもちょうど良く、頑張ってくれましたし、あと少しだったのですが...」
3着
アーモンドアイ(
ルメール騎手)
「スタートで接触し、5馬身くらいロスがありました。そこから道中は冷静でよく伸びてくれました。チャンピオンホースでもスタートは大事ですね」
4着
グァンチャーレ(松岡騎手)
「一発あるならこの形かなと思っていましたが、その通り理想の展開でした。それでも差されてしまったのですから、勝ち馬が強かったです。力は出し切れました」
6着
モズアスコット(
坂井瑠星騎手)
「勝ち馬と同じようなポジションでリズム良く走れました。直線に向いて、"オッ"と思いましたが、最後は脚が上がってしまいました。よく頑張ってくれました」
8着
ステルヴィオ(レーン騎手)
「ゲートでガタガタしていて、スタートが遅く、理想より後ろのポジションになってしまいました。レース中の手応えは良かったのですが、直線で狭くなるところもありました。スペースが出来てからはよく伸びてくれました」
9着
ロジクライ(
武豊騎手)
「スタートで1歩目は出ましたが、物見をしてヨレてしまい接触してしまいました」
13着
スマートオーディン(池添騎手)
「前走ほど離れた後方というわけではなく、馬群に取りついて行きました。前に馬を置きましたが、それでもハミを取って掛かり気味でした。直線で一瞬の脚を使っていますが、この時計、この上がりでは厳しいです」
14着
フィアーノロマーノ(
北村友一騎手)
「返し馬から今日の馬場は合わない感じでした。坂をのぼったところで脚がなくなってしまいました」
ラジオNIKKEI