1997年の
有馬記念(GI)を制した
シルクジャスティス(牡25)が3日、繋養先の畠山牧場で死亡したことがわかった。
シルクジャスティスは
父ブライアンズタイム、
母ユーワメルド、
その父サティンゴという血統。早田牧場新冠支場の生産馬。
1996年10月、栗東の大久保正陽厩舎の管理馬としてデビュー。勝ち上がりまでは7戦を要したが、1997年3月の未勝利戦(阪神ダ1800m)で初勝利をあげる。
重賞初挑戦の
毎日杯(GIII)で12番人気3着と頭角を現したのち、若草S(OP)、京都4歳特別(GIII)連勝を経て、
日本ダービー(GI)でも
サニーブライアンの2着と好走。そして年末の
有馬記念で
マーベラスサンデー、
エアグルーヴらを破り、GI初制覇を果たした。
2000年の
金鯱賞(GII・11着)を最後に現役を引退し、翌年から種牡馬入り。産駒には2010年の
中山大障害(JGI)を制した
バシケーンがいる。2010年に種牡馬を引退し、畠山牧場で余生を送っていた。
現役時代の通算成績は27戦5勝(重賞3勝)。獲得賞金は4億5797万円。