「
宝塚記念・G1」(23日、阪神)
JRAは6日、
宝塚記念ファン投票最終結果(有効得票数110万9296票)を発表した。出走予定馬の中でトップとなったのは
レイデオロ。1位
アーモンドアイには及ばなかったものの、昨年の4位から順位を上げて2位となった。18年
天皇賞・秋を制した後は
有馬記念2着、
ドバイシーマクラシック6着と敗戦続きの17年ダービー馬が、上半期の大一番で巻き返しを狙う。
ファンの後押しが力となる-。17年ダービー馬
レイデオロが7万2805票を獲得。
アーモンドアイに次ぐ2位となり、出走予定馬の中ではトップとなった。藤沢和師は「これだけの方々が応援してくれるのは、ありがたいことです」と感謝の言葉を口にした。
昨年は5万1444票(4位)を獲得しながらドバイ遠征の疲れが抜けず、そのまま休養入りを余儀なくされた。今年も同じ遠征帰りとなるが、初の
宝塚記念出走へ向けて、順調に調教が進められている。2週前追いを行った翌日の木曜朝は、美浦北馬場で軽めの調整。津曲助手は「順調です。気温が上がってきたので、細心の注意を払いながらやっています」と問題なしをアピールした。
前走の
ドバイシーマクラシックは6着。初遠征となった昨年(4着)の教訓を生かし、装鞍までメンコを着用するなど、気持ちが高まらないような対策を施した。ところがレースでは逃げる形になってしまい、スムーズな競馬ができなかった。師は「折り合いを欠いてしまった。ドバイやナイターの環境が合わないようだ」と敗因を分析する。
今回は平常心で臨める日本の競馬に加え、
神戸新聞杯を制した相性のいい阪神コース。トレーナーは「舞台は悪くないね」とうなずく。ファン投票だけでなく、本番でも主役の座を奪い取る構えだ。
提供:デイリースポーツ