前代未聞のハプニングだ。JRAは15日、土日の東京、阪神、函館競馬の出走予定馬に、禁止薬物を含む飼料添加物を摂取した可能性があると判明したため、該当する156頭を競走除外とした。これにより日曜函館メインの
函館スプリントSでは有力馬
ダノンスマッシュなど6頭がゲートインできず、13→7頭立てに。JRA史に残る大混乱を招くこととなった。
函館スプリントSで有力馬の一頭だった
ダノンスマッシュなど、管理馬4頭が競走除外。禁止薬物の影響を大きく受けた安田隆師は怒り心頭だ。「これで公正な競馬ができるかという感じ。今回、禁止薬物が発見されたことが調教師のせいにされては…」と険しい表情を浮かべた。
前出
ダノンスマッシュについては「すごいショックです。勝ち星勘定にも入れていたし」と残念がり、「使った後は放牧の予定だったけど、本当にどうしようか。見当がつかない。秋の
スプリンターズSから逆算しないといけないんで」と頭を抱えていた。
土曜函館5R新馬戦を除外された
レッドヴェイパーはクラブの募集馬。「会員の中には、ツアーを組んで本州から来ている人もいるんです…」と思いやった。
提供:デイリースポーツ