禁止薬物を含む飼料添加物摂取の疑いにより、15、16日に競走除外となった全馬156頭に対し、JRAは18日、次走の優先出走権付与期間を8月12日まで2カ月延長することを発表した。当初は今月22、23日の予定だった。
なお、次走の優先出走権については、
中央競馬の競走であり、競走除外となった競走と同じ種別(平地・障害)の自己条件の競走(競馬場、競走距離、コースは問わず)に限る。ただし、自ブロック対象競走(地元エリアの馬を優先的に出走できる未勝利、1勝クラス)については、自ブロック馬が優先される。また、外国の競馬または
地方競馬に出走申し込みする場合は、優先されない。
なお禁止薬物騒動により、
函館スプリントSを競走除外となった
ダノンスマッシュ(牡4歳、栗東・安田隆)は、19日にケイアイ
ファームへ放牧。「予定が狂った。使うところがないけど、本番(
スプリンターズS)までに使わないと。キーンランドC(8月25日・札幌)か、
セントウルS(9月8日・阪神)になると思う」と安田隆師。
また、ユニコーンSを競走除外になった
サトノギャロス(牡3歳、栗東・西園)は清里特別(23日、東京)、
ロードグラディオ(牡3歳、栗東・西浦)はリボン賞(23日・阪神)へ向かう。
提供:デイリースポーツ