「
CBC賞・G3」(30日、中京)
久々に重賞舞台へ戻ってきた
レッドアンシェルは26日、栗東坂路で躍動感あふれるフットワークを披露。ス
プリント戦という新境地で素質を開花させ、待望の重賞タイトルを狙う。
躍動感あふれるフットワークで、
レッドアンシェルが栗東坂路を駆け上がった。鞍上は馬の走る気に任せたまま。最後まで馬なりだったが4F53秒3-38秒6-12秒0なら合格点だ。重賞初制覇へ向けて、その存在を大きくアピールした。
庄野師は「先週にしっかり追っているから、今週はしまいの反応を確かめる程度で十分。時計的にもとてもいい動きだったんじゃないかな。この中間少し間隔(2カ月半)はあいたが、追うごとにだんだん良くなっているよ」と順調な仕上がりに満足そうだ。
デビューから2連勝を飾った素質馬。
アーリントンC2着、NHKマイルC4着など重賞戦線でも上位争いを演じ、一昨年の暮れにはオープン特別を快勝した。かなりの出世が見込まれていたが、準オープン(3勝クラス)に降級すると、まさかの足踏みが続いた。それでも、初のス
プリント戦だった前走を快勝。再び軌道に乗ってきた。
「スタートが速くてレースが上手なタイプ。1200メートルにもうまく対応してくれた。以前より落ち着きが出てきたのが大きいね。馬体も胸回りなど幅が出てきた。それが競馬に行っていい方向に出ている」と指揮官は成長ぶりに目を細める。
予報では27日から天気は下り坂だが「道悪馬場は何度か走っているから心配はいらない。それに、ジョッキー(福永)も手の内に入れてくれているし、どんな競馬になっても大丈夫。前走のような競馬ができれば」とトレーナー。重賞初制覇へ大きな期待を持っての出陣だ。
提供:デイリースポーツ