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【CBC賞】セイウンコウセイ貫禄時計 美浦坂路で1F11秒8!上原師「絶好調」

デイリースポーツ
  • 2019年06月28日(金) 06時00分
 「CBC賞・G3」(30日、中京)

 予定通りの木曜追い。セイウンコウセイが27日、美浦坂路で出色タイムをたたき出した。馬場改修のため使い慣れた美浦Wが使用できなくなったが、そんな不安を一蹴するかのように抜群の動き&時計をマーク。メンバー唯一のG1ホースが、自信を持って得意の舞台で貫禄を示す。

 誤算には違いない。でも“前向きな”誤算だろう。状態の良さが陣営の感触を上回っていた。軽く流す程度にとどめるはずだったセイウンコウセイの最終追い切りは、ラスト1F11秒8(全体=4F54秒7)の出色タイムをたたき出した。

 美浦坂路で単走。駆け出しからずっと引っ張り切りで、手綱を放った上がり1Fでビュッと伸びた。この日は延べ257頭が坂路で時計を出したが、ラスト1Fで12秒を切ったのは1頭だけ。「木曜追いは予定通り。馬は元気。絶好調だね」と上原師の表情も明るい。

 上原厩舎が主に追い切りに使っていた南馬場のWコースが、大規模改修のため今週から閉鎖。とはいえ、できるだけ調教パターンは変えたくない。そこで閉鎖前の21日に、Wでビッシリ追ったのが事実上の最終追い切り。直前は木曜追いにスライドし、坂路で軽めというプランを立てた。

「気合が乗ってきているし、仕上がってくれた」と、師の見込みが現時点で間違いないのは明らかとなった。予定外に好時計が刻まれたことが、どちらに転ぶか。争点はそこに絞られそうだ。

「道悪は苦にしないし、今年の高松宮記念は時計が速かったが、対応していた。馬場はどっちでも大丈夫。ハンデ戦は軽い馬にやられるパターンがあるけれど…」。中京への移動は土曜日。メンバー唯一のG1馬が、得意の舞台で威厳を見せられるか。あとは、勝利へ向けた微調整を続けるのみだ。

提供:デイリースポーツ

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