6月30日にスウェーデンで行われたウィメンジョッキーズワールドカップで総合優勝に輝いた藤田菜七子騎手が、帰国翌日の7月3日、美浦トレセンに姿を現わした。調教の合間を縫って、テレビや新聞等、マスコミのインタビューを受ける藤田騎手は、時折笑顔を交えながらも、質問の1つ1つに真剣な表情で応じていた。
「(今回の優勝について)本当に嬉しいです。2鞍目のレース(海外初勝利)は最初はついていけなかったのですが、良い脚で勝つことができて良かったです。スウェーデンでは多くのことを学びたい、吸収したいと思っていましたが、様々な国の女性ジョッキーと話をして、それぞれの国の競馬について知ることができて、とても勉強になりました。
海外で勝てたことは嬉しいですし、もっとたくさんの国に行ってみたいという気持ちが強くなりました。目標はいつも変わらず、次の1勝をすることです。それを積み重ねて行って、もっといろいろなレースに勝ちたいです」
今週末は、自身が乗った前走の
谷川岳S(L)で4着となった
ゴールドサーベラス(牡7・美浦・
清水英克)で
七夕賞(GIII・福島芝2000m)に挑み、重賞初制覇を目指す。
(取材・文:佐々木祥恵)