「プロキオンS・G3」(7日、中京)
8歳馬とは思えない活気十分の姿に、管理する寺島師も目を細める。4年連続でプロキオンSに参戦する
キングズガードだ。「8歳ですけど、馬は若い。衰えは感じませんね」と言い切る。2年前の覇者だが、以降の14戦は勝利から遠ざかる。今回からブリンカーを着用。「レースが上手じゃないので、どうしても追い込み一辺倒になりますからね。どこまで良くなるか」と馬具の効果にも期待を寄せる。
田中章厩舎から16年9月の開業時に転厩。17年の当レースで、厩舎に初の重賞タイトルをもたらしてくれた。「最初からやらせてもらっている訳じゃないんですが、ずっと頑張って走ってくれています。この馬に頼らないようにしないといけないですね」。目下3戦連続3着。奮闘を続けるベテランの走りは、オープン特別2勝の
テルペリオンなど、次代の厩舎を担う後輩馬の育成にも、大きな刺激になっている。
「(馬主の)日進牧場さんからは“元気なら10歳まで”と言われているんですよ。ミルコ(デムーロ)も気に入ってくれているし、楽しみです」。2年ぶり2度目の重賞制覇で古豪健在を示す。(デイリースポーツ・大西修平)
提供:デイリースポーツ