18日、札幌競馬場で行われた
エルムS(3歳上、GIII・ダート1700m)は、
横山典弘騎乗の5番人気
ヒシアトラス(牡6、美浦・中野隆良厩舎)が、2番手追走から直線で先頭に立つと、7番人気
ジンクライシスの追撃をクビ差抑えて優勝した。勝ちタイムは1分43秒0(良)。さらに1.1/2馬身差の3着には10番人気
オーガストバイオが入り、1番人気に支持された
トーセンブライトは4着、2番人気
サカラートは6着にそれぞれ敗れた。
勝った
ヒシアトラスは、
父ティンバーカントリー、母は94年クイーンC(GIII)3着の
タックスヘイブン(
その父Alydar)という血統。00年セレクトセールにて2150万円で落札されていた。03年2月のデビュー戦で初勝利。その後もダートを中心に使われ、05年
平安S(GIII)で重賞初制覇。06年
マーチS(GIII)で重賞2勝目を挙げる。今回は東海S(GII)5着以来、4か月ぶりの出走だった。通算成績34戦10勝(重賞3勝)。
鞍上の
横山典弘騎手は、
ナイキアースワークで制した
ユニコーンS(GIII)に続く
JRA重賞制覇で今年5勝目(通算89勝)。管理する中野隆良調教師は、
ヒシアトラスで制した06年
マーチS(GIII)以来の勝利で、
JRA通算38勝目となった。