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【習志野きらっとスプリント予想】究極のスプリント戦を攻略! トラックマンが教える“チェックしておきたい4つのポイント”とは?/地方競馬レース展望

  • 2019年07月17日(水) 12時02分
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 全国からスピード自慢が集うスーパースプリントシリーズの最終戦「習志野きらっとスプリント」。まだ9回目と新しい重賞だが、古くからある「船橋記念」(1月)とともに船橋1000mコースを使った究極のスプリント戦である。

 第1回から笠松の女傑ラブミーチャンが3連覇。第4回は船橋記念を4連覇したナイキマドリードが制覇と、全国クラスのスピードスターがレースを彩ってきた。ラブミーチャン後は連覇がないが、1200m戦とはひと味違うこの距離の攻略のカギを解説していきたい。

1.距離
 たかだか200mと思われるかもしれないが、非常に重要。1200mでは少し長い、という馬が活躍する。第6回優勝馬フラットライナーズが該当。この馬に関しては900mでは短く、1200mは長かった。1000mが初めての場合、実績としては意外とオープンの1200mより、900mで良績があるほうが信頼性が高い。また、昨年優勝のアピアは折り合いに課題があるため、距離は短ければ短いほど一気に走れていいタイプ。このタイプも1200mより1000mでハマることが多い。

2.枠順
 短距離では基本的に距離ロスなく走れる内枠が有利だが、この舞台で最内は不利。歴代優勝は11、5、6、9、10、5番と真ん中~外め。2角の奥の引き込み線からスタートして少しカーブになる1200mは内のほうが先行しやすい。だが、スタートからしばらく直線の1000mでは内枠は包まれやすく、逃げれば外から絡まれ…と、競馬の組み立てが難しくなる。外からスピードに乗って前に行く形が理想的だ。

3.脚質
 これはあまり変わらないが、1分前後の電撃戦だけに1200m以上に先行有利。第1回から第7回までが逃げ切り勝ち。前回のアピアは前4頭でやり合う形になったため、その後ろからだったが5番手とはいえ実質2列目。先行有利は揺るがない。

4.斤量
 別定で重賞を勝っている馬はプラス1~2キロを背負わされるが、スプリントの一線級が集うだけに筋肉もりもりタイプが多く、実力があればなおさら斤量泣きはしない。ラブミーチャンは斤量56キロ(牡馬なら58キロ換算)、ナイキマドリードは58キロで勝っている。53キロで勝ったルックスザットキルを除けば、そうそう下克上は起こらないと見ていい。また、歴代優勝馬で485キロ以下はいない。

 以上を踏まえ、今年の習志野きらっとスプリントを楽しんでいただきたい。
(取材・文=「スポーツニッポン」記者・秋田麻由子)

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