サマー2000シリーズの3戦目として行われるハンデGIII。昨年
トリオンフが優勝したことで1番人気の連敗は12でストップしたが、スローペースのレコード決着では伏兵の出番がなかったと考えることもできる。従来の持続力勝負になれば、「荒れる」
小倉記念に戻るかもしれない。
1.距離延長馬は不振
過去10年で、距離短縮だった馬は複勝率31.3%、同距離だった馬は複勝率24.1%と上々だが、距離延長だった馬は複勝率9.1%で不振。スタミナを要する条件であり、距離延長馬は信頼し辛い。
2.持続力勝負
過去10年の前半3Fの平均タイムが34.6で、後半3Fは35.5。小倉2000mは2コーナー付近からゴールまで下っていくコースであり、瞬発力より持続力の方が問われやすい。それ故、前走までスローペースや上がり勝負で敗れていた馬がここで一変するケースは多い。
3.内枠有利
昨年は珍しくスローペースとなり大外枠の
トリオンフが押し切ったが、基本的にペースが締まるレースなので外々を回されると不利になる。17年の1番人気
ストロングタイタンは10番枠で8着、16年の1番人気
ダコールは11番枠で4着など、人気した馬も外枠では苦戦している。
ノーブルマーズは前走
宝塚記念で6着も、後ろからではどうしようもない展開だったので悲観する内容ではない。後半の持続力が要求された昨年の
宝塚記念で3着しているように、
小倉記念の舞台がハマる可能性は高い。内枠に入れば巻き返しの可能性は十分あるだろう。