31日、大井競馬場で行われた第40回サンタアニタT(3歳上・ダ1600m・1着賞金1300万円)は、中団でレースを進め、直線内を突いた真島大輔騎手騎乗の1番人気ノンコノユメ(セ7、大井・荒山勝徳厩舎)が、早め先頭から押し切りを図る2番人気クリスタルシルバー(牡4、大井・村上頼章厩舎)をゴール前で差し切り、これにクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分39秒4(稍重)。

【真島大輔騎手のコメント】
「人気に応えられてホッとしました。2000mならゆっくり構えて行けるんですが、マイルだとこの馬にはペースが速くて戸惑う感じでした。でも、よく踏ん張ってくれました。

　こちら(南関東)に来てからはゲートを上手に出てくれるようになりましたので、位置取りにはこだわらず乗りました。斤量(58.5kg)もそうですし、大井のマイル(内回り)はこの馬は苦手かなという条件でしたけど、よく差し切ってくれました。

　この馬の実力もそうですが、厩舎での仕上げも上手かったんだと思います」

【荒山勝徳調教師のコメント】
「まずはホッとしました。斤量のことも含めオーナーサイドと相談していて、58.5kgなら行こうということになりましたが、回避の可能性もあった中での調整でした。

　前回(帝王賞)から管理させて頂いていますが、とにかくテンションの高い馬で、何とかなだめながらの調整をしてきましたので、こうして結果に結びついたことは本当にスタッフに感謝しています。次走についてはオーナーサイドと話し合いですが、僕としては日本テレビ盃に向かいたいと思っています。

　JRA時代もファンの多い馬でしたが、僕の中ではノンコノユメはこれからだと思います。これからが夢の第二章です。中央馬との対戦になっていきますが、地方の代表として頑張りたいと思いますので、応援よろしくお願いします」