「
エルムS・G3」(11日、札幌)
連勝中の
リアンヴェリテは7日、札幌ダートで抜群の動きで好調ぶりをアピールした。タイトル獲りへ視界は良好だ。グリムは函館Wで軽快な走り。仕上がりの良さを伝えた。3カ月ぶりの
サトノティターンも態勢は整っている。
勢いそのままに、
リアンヴェリテが札幌ダートで力強く躍動した。単走で外ラチ沿いをグングンと加速していき、直線に向いてコースの八分どころにポジションを定めると、ラスト1Fはしっかり気合をつけられ、最後まで緩めることなく脚を伸ばした。
キビキビとしたフットワークでのフィニッシュに、手綱を取った山本助手は「いいと思います」と破顔一笑。「時計を出していこうと思っていた。輸送で消耗してしまうタイプなので、滞在は合っているし調整しやすい。走れる態勢は整いました」と手応えを口にした。
函館で
大沼S、
マリーンSとオープン特別を連勝。3走前の
栗東S2着から連対を続けており、この夏の充実ぶりは目覚ましい。
山本助手は「何が急にどう良くなったとかはない。ただ、(国分)恭介がこの馬の乗り方を確立してくれた。逃げに徹している。それが結果につながっているんじゃないかな。砂をかぶると嫌がるし」と好走の要因を分析する。
今回は昨年2着の
ドリームキラリ、ダート初参戦の
マルターズアポジーと強力な同型がそろったが「ためていくと切れ負けする。行き切っての競馬かな」と一歩も引かない構えだ。自分の形に持ち込み、3連勝で一気に重賞タイトルをつかみ取る。
提供:デイリースポーツ