「
関屋記念・G3」(11日、新潟)
リライアブルエースで
関屋記念に挑む
吉田豊騎手(44)=美浦・フリー=が、久々にタイトル奪取のチャンスを迎えた。
今年3月に頸椎骨折の大ケガから1年3カ月ぶりに復帰。ここまで3勝と不本意ながら、その1勝が
リライアブルエースで挙げた福島テレビOPだった。
「“馬込みで競馬をした方がいい”と聞いていたけど、外枠でフラフラしていて。それでも馬場の内が悪く、みんなが外へ張り出してきたので、逆にうまく馬込みで競馬ができましたね」と振り返る。最後は最速の上がりで逃げた
マウントゴールドを首差とらえた。
管理する矢作師とは趣味が競輪と、以前から気が合う仲だが、コンビでの重賞Vは08年
ガーネットS(
タイセイアトム)の1勝のみ。大きなチャンスを与えてくれた師の心意気に「いい馬に乗せてもらっているので、頑張りたいですね」と力を込める。
昨年は2番人気で6着だった相棒に「コース変わりはいいですね。極端な切れ味勝負になるとどうかだけど、そこはディープですから」と期待。17年1月
中山金杯(
ツクバアズマオー)以来の自身重賞Vへ、機は熟した。(デイリースポーツ・村上英明)
提供:デイリースポーツ