「
エルムS・G3」(11日、札幌)
落馬負傷により休養していた
坂井瑠星騎手(22)=栗東・矢作=が、今週からいよいよ実戦復帰する。
エルムSは
ドリームキラリとのコンビ。過去2年でいずれも人気以上の力走を見せてきた相棒を、今年はきっちりVへと導きたいところだ。
戦線離脱から約1カ月半。坂井が今週の札幌で復帰する。「乗れなかった期間をクヨクヨせず、プラスに捉えた。ここからまた頑張りたい」と腕をぶす。
6月30日の函館4Rで落馬し、左頬骨と胸骨を骨折。7月11日に手術を行い、騎乗を再開したのは今月3日から。「手足は無事。リハビリの必要がある骨折ではなかったので、馬に乗れない間は走ったりトレーニングを積んでいた」と話す。
中間は英国に渡り、
キングジョージ6世&クイーンエリザベスSを生観戦。「矢作先生に相談したら“行ってこい”と言っていただいた。いつかは乗りたいという気持ちでレースを見て、世界のトップ騎手の騎乗に刺激を受けた」と目を輝かせる。
今週は土日で12頭に騎乗。
エルムSの
ドリームキラリは、ここ4戦連続でコンビを組んできた。「やれば動く馬なので(追い切りは)速い時計が出たが、いい頃に比べると…」と
ジャッジは少々辛口だが、過去2年連続で出走し、いずれも人気以上の力走(17年8番人気3着、18年3番人気2着)。得意とする舞台で改めて力をアピールしたいところだ。
心身ともにフル充電完了。復帰週からどんな手綱さばきを見せてくれるか注目したい。
提供:デイリースポーツ