先週このニュースで取り上げた
ブラストワンピースの半妹
ホウオウピースフルが初陣を勝利で飾った。妹の勝利に背中を押され、兄
ブラストワンピースも同日のメイン
札幌記念を勝利。
ブラストワンピースはこの後、
凱旋門賞へ挑戦するとのこと。
ホウオウピースフルにも兄のように世界に挑戦するような活躍を期待したい。
【8月25日(日) 新潟芝1800m】
◆
アナンダライト(牡、父
ジャスタウェイ、
母レインボークォーツ、美浦・
田村康仁厩舎)
叔父に
ワールドエース(重賞2勝、
皐月賞2着、ダービー4着)、
ワールドプレミア(
京都2歳S3着)がいる。ゲート試験に合格後はノーザン
ファーム天栄で乗り込み、7月下旬に帰厩。8月14日の追い切りはポリトラックコースで1勝クラスの3歳馬に先着しており、時計的にも水準以上の動きを見せている。
「ゲート試験を受けた頃は大きな体を持て余していたけど、本当に良くなって戻ってきた。きれいなフットワークをしているし、素質の高さを感じる。普段はおっとりしているけど、走り出せば真面目。追い切りを重ねる毎に上向いているし、初戦としては十分な仕上がりに持っていけると思います」と高木調教助手。鞍上は
田辺裕信騎手を予定している。
◆
ウシュバテソーロ(牡、父
オルフェーヴル、
母ミルフィアタッチ、美浦・
高木登厩舎)
2017年のセレクトセールに上場され、取引価格は2700万円。伯父に
ボールドブライアン(
東京新聞杯)がいる。
「
オルフェーヴルの産駒らしく馬っ気が強かったり、ハミを取らなかったりするなど気性的に幼いけど、雄大な馬体で
パワーがある。いいモノを持っていそうだし、揉まれたりせずに気分良く走ることができれば初戦から楽しみ」と
高木登調教師。
鞍上は
大野拓弥騎手を予定している。
◆
リグージェ(牡、
父ブラックタイド、
母マルティンスターク、美浦・
木村哲也厩舎)
母は芝1600〜1800mで4勝した。1歳上の異父兄に
エングレーバー(現2勝、
プリンシパルS2着)がいる。ゲート試験に合格後はノーザン
ファーム天栄で乗り込み、7月末に帰厩。8月14日の追い切りは芝コースで古馬の
ランガディアと併せ、追走して併入と上々の動きを見せた。
木村哲也調教師は「まだ成長途上のところがあるけど、ひと追い毎に動きは良くなっている。どちらかと言うと持久力型でスタミナがありそうだし、長めの距離でゆったりと走らせたほうがいいと思います」と
ジャッジしている。
【8月25日(日) 札幌芝1200m】
◆
チートコード(牡、父
キンシャサノキセキ、
母マリアベール、美浦・
尾関知人厩舎)
近親に
ナムラミーティア(
函館2歳S2着)、
タイキメビウス(
アイビスSD3着)、
ドラゴンファング(
阪急杯3着)、
ナムラビッグタイム(
NZT3着、
ファルコンS3着)、
トウカイミステリー(
北九州記念)などがおり、いかにもスピードタイプの配合だ。美浦トレセンで乗り込んでから札幌競馬場に移動した。
「見た目ほど重苦しさがなく、速いところに行くといいタイプ。
パワー型で洋芝は合いそうだし、血統的にも短めの距離向きだと思います」と
尾関知人調教師。鞍上は
川田将雅騎手を予定している。
(取材・文:竹之内元)