「
セントウルS・G2」(8日、阪神)
春秋ス
プリント王者を目指し、
高松宮記念覇者の
ミスターメロディが始動する。初の芝6F戦だった前走は、好位から力強く伸びてG1初制覇。コンビを組んだ福永は「千二にも対応したし、大したもの。やれる手応えはあったが、結果を出せて良かった」とパートナーの走りをたたえる。
前走後は放牧を挟み、8月上旬に帰厩。田代助手は「いい休養になった。馬もフレッシュ。夏を越して成長して、全体的に
パワーアップした。ドッシリ感が出てきた」と手応えをにじませる。1週前リハは栗東CWで単走。雨で力のいる馬場を感じさせない、鋭い動きを披露した。
騎乗した福永も「スピードと
パワーの
バランスがいい。以前は走りにしなりがなかったけど、今はある」と進化を実感する。「G1を勝って自信がついたのか、雰囲気も出てきた。(14年ドバイデューティフリーVの)
ジャスタウェイもそうだったからね」。かつて、ともに世界を制した相棒の名を口にしたのは、期待が大きいからこそだ。
G1・2勝目に向けた大事な前哨戦。「個人的に左回り、右回りは関係ないと思っている。もともと完成度が高い馬だったけど、より完成に近づいているしね」と鞍上は自信を見せる。他馬より重い斤量58キロを克服し、大一番の
スプリンターズSに弾みをつける。
提供:デイリースポーツ