前走の
ユニコーンSでは満を持しての初ダート参戦。芝の
ニュージーランドトロフィー同様、堂々と逃げ切り勝ちをみせてくれました。
「
ヘニーヒューズ産駒で
パワーがあり、デビュー前からダートを意識させるところがありました。初めてのダートでもしっかりと対応してくれました。最後は差し返す根性も見せてくれて、いい内容だったと思います」と辻野助手。
今回は初の交流重賞に挑みます。舞台は
浦和競馬場。
ユニコーンSを制した広い東京コースとは違い、
地方競馬らしい小回りコースをこなさなければなりません。
「今回はコース形態がだいぶ前走の東京とは違いますね。距離、小回り、あとダートでのスタートを経験したことがないんです。なので、そこをしっかり決められれば、というところが課題だと思います」
ワイドファラオの追い切りは併せ馬での遅れが目立ちますが、これについて陣営はさほど問題とはしていないようです。
「一走一走、一生懸命走ってくるタイプなので、少し間隔をあけたことで馬はリフレッシュして帰ってきてくれました。もともと、追い切りをしっかり走るというより競馬にいっていいタイプなので(調教での)遅れは心配ないと思います」
芝とダートの二刀流に加えて、中央と地方の両方で活躍の輪を広げようとしている
ワイドファラオ。どれだけ活躍の幅を広げることが出来るのか、注目しています!
(取材・文:花岡貴子)