「
セントライト記念・G2」(16日、中山)
ダービー15着からの巻き返しに燃える
リオンリオンは12日、栗東CWで最終リハ。目立った時計ではなかったものの、しまい重視でパワフルな走りを披露した。鞍上は、先週の
京成杯AHで
トロワゼトワルを日本レコードVへと導いた横山典。名手との再タッグも注目だ。大目標の
菊花賞(10月20日・京都)に向け、まずはここで結果を残したい。
大舞台に向けて実りある競馬を-。秋初戦を迎える
リオンリオンは、栗東CWで単走追い。直線で乗り役が手綱をしごくと反応良く加速し、パワフルな走りで6F84秒1-39秒7-12秒3を刻んだ。松永幹師は「上がり重点で。もともとチップは動かないですが、動きは良かったです。先週もしっかりとやっていますし、いい状態で出せると思う」と好感触をつかむ。
青葉賞Vから挑んだダービーは、騎乗停止となった横山典から息子の横山武に乗り代わるなど、予期せぬハプニングに見舞われた。ただ、15着という結果に「ペースや枠もあった。ただ、最後までしっかりと走れていますので」と悲観する様子はない。むしろ「ひと回り大きくなって成長を感じる。大型馬でいかにもステイヤー。これからまた良くなっていきそうです」と師は期待を膨らませる。
再び横山典とのタッグで挑む今回。鞍上は先週の
京成杯AHで
トロワゼトワルを日本レコードV(1分30秒3)へ導くなど、相変わらず手綱はさえ渡っている。指揮官は「(乗り方は)騎手が決めるだろうし、どういう競馬になるかは分からないが、時計が速いのはいいと思う。リズム良く走れれば力は出せる。次につながる競馬を」と本番に向けて好走を望んだ。夏を越してまた一段と進化を遂げたパートナーとともに、今週も“ノリ・マジック”をさく裂させる。
提供:デイリースポーツ