スマートフォン版へ

【凱旋門賞】エネイブル「完成」 ゴスデン師史上初3連覇へ自信

デイリースポーツ
  • 2019年10月04日(金) 07時00分
 「凱旋門賞・仏G1」(6日、パリロンシャン)

 史上初の3連覇なるか-。エネイブルを管理するジョン・ゴスデン調教師(68)=英国=が3日、インタビューに応じた。日本馬にとって大きな壁となる世界最強牝馬。名伯楽は「相手も強い」としながらも、前人未到の記録達成に自信をのぞかせていた。なお、出走馬12頭の枠順が確定。エネイブルは9番ゲート(馬番8)、フィエールマンは2番ゲート(馬番6)、ブラストワンピースは4番ゲート(馬番5)、キセキは7番ゲート(馬番4)に決まった。

  ◇  ◇

 -凱旋門賞の史上初3連覇が懸かる。エネイブルの状態は。

 「調教を見てもらった通り、動きは良かった。馬自身がハッピーだし、前向きな姿勢でいるのでいい状態だ」

 -昨年までと変わった点は。

 「3歳の頃はやんちゃな面もあったが、5歳になってどっしりとした落ち着きが出ている。5歳で完成したと言えるだろう」

 -これまでG1を100勝以上している師にとっても、エネイブルは特別な存在か。

 「イギリスでは、5歳まで現役を続けるケースが少ない。牡馬はスタリオンに行ってしまうし、牝馬は繁殖に上がる。そういった意味でも2歳から5歳にかけてずっと見ることができて、成長を感じながら結果を出している彼女はスペシャルな存在だ」

 -馬場の希望は。

 「現時点のパリロンシャン競馬場は重い馬場になっている。彼女はスタミナがあるので多少の雨は大丈夫だと思うが、さらに雨が降るのは好ましくない」

 -3連覇への自信は。

 「馬の状態はいいが、相手も強いからね。フランス、イギリスの強い3歳と古馬がいて、それに日本馬もいる。だから勝てるかどうかは言い切れない。ただ、アーモンドアイがいなくて良かったよ。彼女のドバイでの走りは印象的だった」

 -ライバルは。

 「ジャパンソットサスの斤量の軽い3歳と、いい脚を持っているガイヤース。雨が降らなければ、ファーブル調教師のヴァルトガイストだ」

 -日本馬の名前が挙がらなかった。

 「キセキはフォワ賞を見た。馬は良さそうに見えたが、最後の勢いは止まっていたな…。スミヨンが乗ったオルフェーヴルもゴール前でやめていた。力はあるけど、そういう面があったのだろう」

 -今回が引退レースか。

 「それはオーナーのアブドゥラ殿下が決めること。レース後の状態を1週間くらい見てから、彼が進退を決めるだろう」

提供:デイリースポーツ

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す