天皇賞・秋を目指す馬たちにとって重要な
ステップレースで、今年は
皐月賞3着、ダービー2着の3歳馬◎
ダノンキングリーがエントリーしてきた。その成績から世代を代表する1頭であることは間違いなく、異世代の馬たちを相手にどのような競馬をしてくれるかが楽しみだ。東京競馬場の芝1800mコースは
共同通信杯で経験しており、このときはスローペースで逃げた
アドマイヤマーズを、32秒9の末脚で楽に捕らえて優勝している。
母マイグッドネスはストームキャット×米2歳牝馬チャンピオンという配合馬。
ダノンレジェンドの半弟でもあり、
ディープインパクトの配合相手としては好ましいスピード血脈を内在させている。この舞台なら、本命に期待したい。
相手筆頭は連覇を狙う○
アエロリット。ペースを落としすぎずに後続に脚を使わせることができるかどうかが、ポイント。過去2年連続2着の
安田記念の半マイル通過ラップは45秒5、45秒8で、4着に敗れた昨年の
ヴィクトリアマイルは稍重とはいえ46秒8だった。今回、乗り替わった津村騎手の手綱さばきにも注目したい。
注目したいのは▲
ケイアイノーテック。
NHKマイルCの覇者として秋初戦に選んだ昨年はコンマ4秒差5着だったとはいえ、悪い内容ではなかった。
マイラーズCも
安田記念も32秒台の末脚を使っており、位置取り、展開ひとつで届くような競馬を続けている。今回がひとつの試金石になりそうだ。
今春の
安田記念優勝△
インディチャンプは左回りでは3戦3勝。昨年の
安田記念優勝
モズアスコットもまだ見限れない存在だが、休み明けで多少の割引が必要かも。なら、
NHKマイルC2着△
ギベオンを上位に見たい。