神戸新聞杯3着で
菊花賞(10月20日・京都芝3000m)への優先出走権を得た
ワールドプレミア(栗東・
友道康夫厩舎)。栗東の全休日だった10月15日は休日返上で坂路を駆け上がっており、今朝16日の最終追い切りに備えた。
角馬場で運動した後、CWコースを半周して坂路馬場へ。馬の少ない時間帯だったが、自身はしっかりと気持ちが入った状態でスタート地点へ向かっていく。だからといって行きたがる様子もなく、スムーズな形で登坂。
ダイナ
ミックなフットワークにもスピードが兼備されていて、見ていて気持ち良くなるような走り。その勢いは後半になっても衰えず、むしろゴール前が一番力強く走れていた。
時計は4F54.4~3F39.7~2F26.0~1F12.7秒。数字は地味だが、春とは比べものにならないくらい、しっかりとした走りができている。変則日程でも、いつも変わりなく調整できている点も強みだし、あとはレースまでの調整をうまく過ごすことができれば万全だろう。
(取材・文:井内利彰)