「コーフィールドC・豪G1」(19日、コーフィールド)
1番人気の
メールドグラース(牡4歳、栗東・清水久)がG1初制覇。後方2番手から一気にまくり切った。2着には4番人気のヴァウアンドディクレア、3着には
ミラージュダンサーが入った。
海外初遠征で大きな勲章を手にした。日本から唯一参戦した
メールドグラースがG1初制覇。道中は後方2番手を追走。勝負どころから豪快にまくって前方集団を一気にのみ込むと、最後は後続に1馬身差をつける快勝劇を披露した。日本馬としては14年
アドマイヤラクティ以来の快挙で、12年に香港のクイーンエリザベス2世Cを制した
ルーラーシップとの父子海外G1制覇となった。
レーンは「スタートはそこそこ良かったが、他馬のペースが速かったので、無理にポジションを取りに行くのではなく後方に。思っていたより早めに先頭に立ってしまいましたが、直線の伸び脚は良かったです」と大喜び。4月の
新潟大賞典、6月の
鳴尾記念でも勝利に導いており、改めて見せたパートナーの底力に目を丸くしていた。
清水久師は「次走としては、行くなら
メルボルンC(11月5日・フレ
ミントン)になると思うが、馬の状態を最優先に、オーナーサイドと相談したい」と話した。今年1月の京都1000万下から、重賞3勝を含め6連勝。日本で最も勢いのある4歳馬が豪州最高峰レースに向かうとなれば、さらに大きな盛り上がりを見せることだろう。
提供:デイリースポーツ