7月27日の小倉1Rで落馬負傷(左腕橈骨と尺骨骨折、左腓骨骨折)し、休養していた
鮫島克駿騎手(23)=栗東・浅見=が、今週の新潟競馬で復帰する。「復帰週にこれだけの依頼を頂けてありがたいです」と土日12鞍の騎乗を喜ぶ。
休養中は
武豊プロデュースのジムで鍛え、この日に備えた。「ゼロからのスタートなので、結果でアピールしたい。めちゃくちゃトレーニングしました。ケガをする前よりも
パワーアップしたのを見せたい」と力を込める。
馬と接する喜びを改めて感じている。「小学5年生から馬に乗り始めて、こんなに馬に乗らなかったのは初めて。ジョッキーになってからは競馬が楽しみで、毎週がすごく楽しかったので。当たり前の事がいきなりなくなるのは、つらかった。だから、レースに乗るのがすごく楽しみ」。日曜の新潟11Rは
アイビスSD覇者
ライオンボスと再びコンビを組む。よりによって同レース前日に落馬し、「なぜ前日に…」と悔しがった、思い入れのあるパートナーだ。
18日に23歳の誕生日を迎えたばかり。「昨年は、その週に新潟リーディングが確定したんです」。実戦復帰、そして勝利が、何よりの
バースデープレゼントになることだろう。(デイリースポーツ・井上達也)
提供:デイリースポーツ