「
天皇賞(秋)・G1」(27日、東京)
4月の香港・クイーンエリザベス2世Cで海外G1初制覇を成し遂げ、世界の競馬ファンを驚かせてから半年。ベストを尽くして
ウインブライトが国内G1獲りを狙う。
復帰戦の
オールカマーは9着。強豪馬が多数そろった一戦を前に、松岡は「春の香港よりも良くなっているが、思っていたよりも前走を使ってからの良化度がスロー。ただ、やるべきことはやってきました」と語る。十分に戦える状態だが、思い描いたレベルには届いていないようだった。
当然、簡単に引き下がるつもりはない。デビュー2戦目以外、全ての手綱を取る鞍上は「乗り慣れてもいるけど、競馬がしやすい馬。その場、その場で対処できるし、レースに行って考えることがない。ノーザン(
ファーム)の馬を負かすには、何でもできるようにと育ててきたから」と
アーモンドアイ、
サートゥルナーリアをはじめとする強豪馬撃破へ、チャンスをうかがっていた。
枠順は8枠15番。古塲迫助手は「枠的には不利だけど、乗り慣れているジョッキーに、コントロールが利く馬。手の内に入れてくれているし、うまいことやってくれるはず」と期待を寄せる。人馬一体となって、再び大金星を挙げるつもりだ。
提供:デイリースポーツ