現地時間14日、英・ニューマーケット競馬場で行われた英チャンピオンS(3歳上、英G1・芝10f)は8頭立てで行われ、
C.ルメール騎手騎乗の3番人気
プライド Pride(牝6、仏・A.ロワイユデュプレ厩舎)が、後方から末脚を伸ばすと、7番人気ロブロイ
Rob Royに3馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは2分06秒81(稍重)。1番人気に推され、逃げたハリケーンラン
Hurricane Runはアタマ差の3着、英ダービー馬
サーパーシー Sir Percyは7着に敗れた。
勝った
プライドは、
父パントレセレブル、
母Specificity(
その父Alleged)という血統の仏国産馬。姪に今年の英1000ギニー(英G1)を制した
スペシオーサ Speciosaがいる。02年8月に
武豊騎手鞍上でデビュー(3着)。04年
アレフランス賞(仏G3)で重賞初勝利を飾ると、今年6月の
サンクルー大賞典(仏G1)でハリケーンランを2着に破り初G1制覇。前走の
凱旋門賞(仏G1)では
ディープインパクトをゴール寸前で交わし、
レイルリンク Rail Linkからクビ差の2着に入っていた。今回の勝利はフランス以外で初の重賞勝ち。通算成績25戦8勝(重賞7勝、うちG1・2勝)。
なお、このレースで6歳以上の馬が勝ったのは1959年の
プティエトワール Petite Etoile(牝6)以来47年ぶりの快挙。
また、
ジャパンC(GI)に予備登録のある馬は、
プライド1着、ハリケーンラン3着、
Maraahel マラーヘル6着、
Notnowcato ノットナウケイト8着という結果に終わった。