門別からの遠征馬の活躍に、いつも注目していただいている皆さん!お待たせ致しました。今年も、このレースがやってまいりました!
盛岡ダート1400mで争われる「第10回 知床賞M3/2歳、岩手・北海道交流」。2008年度から、門別「岩手山特別」岩手(初回の2009年度のみ水沢。以降は盛岡で施行)「知床賞」を一年ごと交互に行う形でスタートした“交換競走”で、2011年盛岡での特別競走「知床賞」までは盛岡勢が勝利。その要因の一つとして敢えて指摘しておきたいが、ホッカイドウ勢は「
JRA認定競走勝ち馬」に出走資格がなかったこと(下記も含め、資料等に基づけていない部分があり、一部に不確かな記述があるかもしれません。その場合は何卒ご了承下さい)だ。一方で、隔年で三度行われた門別「岩手山特別」はホッカイドウ勢が3戦全勝。
しかし2012年、門別「岩手山特別」が三度目を以て終了すると同時に、盛岡「知床賞」は重賞に昇格。この年からホッカイドウ所属馬も
JRA認定競走勝ち馬が出走可能(ただし現在「上級認定(ウィナーズチャレンジ競走、重賞競走等)」勝ち馬は出走資格なし)となり、
林和弘厩舎の牝馬
ミネサランサジャが門別勢の初Vをゲット。以降、昨年優勝した同じ
林和弘厩舎の牡馬
ヤマショウブラック(今年10月には盛岡「
不来方賞M1」優勝)まで、アウェーの門別勢がなんと「7連覇」を果たしている。
今年の出走予定馬は5頭。五十音順で、
アクアリーブル(牝2、
角川秀樹厩舎)、
クロスワールド(牝2、
林和弘厩舎)、
シンボ(牡2、齊藤正弘厩舎)、
スマイルエルフ(牝2、
田中淳司厩舎)、
バイクミレー(
村上正和厩舎)なのだが、過去4勝ゲットの“ミスター知床賞”こと
林和弘師(2012
ミネサランサジャ/2013
ゴオリイ/2015
リックカグラ/
2018ヤマショウブラック)を筆頭に、齊藤正弘師(2014
ミラクルフラワー)
村上正和師(2016
ダンストンレガーメ)
田中淳司師(2017
スタークニナガ)と「優勝経験ある厩舎」が今年もこぞってエントリーしてきた。
毎年2歳戦で傑出した成績を挙げる
角川秀樹厩舎の勝利がないのは意外だが、所属馬に上級認定勝ち馬(出走資格がない)が多いことも大きな要因の一つだろうか。ともあれ、今年もし
アクアリーブルが勝利を掴めば、遠征する全厩舎が「知床賞・優勝厩舎」となるわけだが、結果やいかに。
“アウェー7連勝”を決めている通り、門別勢は全ての陣営が狙い澄まして臨む「知床賞M3」。未踏の「8連覇」に挑む一戦は、27日(日)盛岡12R=発走18時10分=にゲートが開く。
ここまで書いておいて、仮に連覇が止まってしまったのなら大変申し訳ない限りですが…。ぜひ御注目ください!
(文=ひだか応援隊)