「
天皇賞(秋)・G1」(27日、東京)
過去最多となるG1馬10頭が参戦。まれに見る豪華メンバーがそろった一戦は、1番人気の
アーモンドアイが圧勝した。2着に3番人気の
ダノンプレミアム、3着には6番人気の
アエロリットが入り、2番人気の
サートゥルナーリアは6着に終わった。
古馬の壁にはね返された。02年
シンボリクリスエス以来、3歳馬による17年ぶりの
天皇賞・秋制覇を狙った
サートゥルナーリアは、2番人気に支持されたが6着に終わった。逃げる
アエロリットを見るような形で好位を追走。だが、直線に入ると伸びを欠いて最後は失速した。
初コンビのスミヨンは敗因に精神面を挙げた。「ゲートに入る前からカッカしていた。頭を上げたり下げたり。レースでも力みがあった。残り100メートルで外に逃げてしまったし、ラストはアップアップだった」。やはり東京は鬼門なのか。ゲート裏までメンコをつけるなど対策は講じたが、4着に負けた
日本ダービーと同じように、レース前にスタミナを消耗してしまった。
角居師も勝ち負けに加われなかった悔しさを押し殺すように話した。「乗り方はジョッキーに任せていましたが、積極的に前に行く競馬になりました。現時点としてはいい状態だったと思うのですが…」。力負けを感じるしかなかった。
次走については「オーナーと相談して決めたいと思います。東京は不安? そんなことは言ってられませんから」と指揮官。
ジャパンCで雪辱を果たすのか、それとも別のレースに矛先を向けるか。いずれにしろ、今後を左右する重要な岐路に立たされた。
提供:デイリースポーツ