シリウスSで初重賞制覇となった
ロードゴラッソ(栗東・
藤岡健一厩舎)。前走後は目標を
JBCクラシック(11月4日・浦和ダート2000m)に定めて調整。今朝31日はレースに向けた最終追い切りを行っている。
CWコースでの併せ馬。2コーナーから入場して、先行する
メンターモードを追いかける形だったが、6F標識を過ぎたあたりで、少し行きたがる素振り。しかし、そこはしっかりと抑えて脚をためる形だったが、この動きをできることが、自由自在に動いていける今のレースぶりに繋がっている。
4コーナーから少しずつ前との差を詰めていき、最後の直線は内から前を捕まえに行く。もともと切れるタイプではなく、ゴールではアタマ、クビくらい前に出たかなといった先着だが、自身としてはしっかり動けている。
時計は6F86.6~5F68.0~4F53.3~3F38.7~1F11.9秒。数字は遅いが、これは意図されたものだし、動き自体が力強くて申し分ない。相手は強くなるが、
浦和競馬場では大きな武器になる機動力でどこまで走れるか楽しみなところ。
(取材・文:井内利彰)