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サルディアーがモーギアナハードルを制す マリンズ師は9年連続10度目のV

  • 2019年11月18日(月) 12時00分
 愛国における本格的障害シーズンの到来を告げるG1モーギアナハードル(芝16F110y=約3,319m)が、16日(土曜日)にパンチェスタウン競馬場で行われ、3番人気(8倍)のサルディアー(セン5、父ソルジャーホロウ)が優勝。同馬を管理するウィリー・マリンズ調教師は、このレース9年連続10度目の優勝を果たした。

 仏国産馬のサルディアーは、2歳秋に祖国のT・カスタネイラ厩舎から平地デビュー。平地で9戦2勝、G2グレフュール賞(芝2000m)5着などの成績を残した後、愛国のマリンズ厩舎に転厩してハードルに転身。ハードル初年度となった昨季の最終戦となったG1チャンピオン4歳ハードル(芝16F)を制し、G1で重賞初制覇を達成した。

 その一方で、今季初戦となった11月10日にナースで行われたG3フィッシェリーレーンハードル(芝16F)では、最終障害で飛越に失敗。生涯初の落馬を経験していた。

 モーギアナハードルでの同馬は、3番手を追走。直線に入ると追撃を開始し、最終障害を飛越したところで先頭に立って優勝。2着に入った昨季のG1愛チャンピオンハードル(芝16F)3着馬プティムーシュワール(セン8、父アルナミクス)に1.1/2馬身差をつける快勝となった。

 この結果を受け、ブックメーカー各社は来年3月にチェルトナムで行われるハードル2マイル路線の最高峰G1チャンピオンハードル(芝16F87y)へ向けた前売りで同馬を、オッズ5-6倍の1-2番人気に浮上させている。

(文:合田直弘)

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